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今後、リバウンドハンマーの出番が有るのか?

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<今後、リバウンドハンマーの出番が有るのか?>についてお話をします。

今日のお話は

昨年迄実施していた

マンションの既存住宅瑕疵保険の加入の為の検査で

検査項目として必要であった

リバウンドハンマーによる

コンクリート強度測定のお話をしてみます。

 

この測定方法は

マンションの専用住戸部分のコンクリート壁の何処かを

コンクリート強度測定をしなければならないのですが

下記写真①の様に

リバウンドハンマーで勝手に強度測定を実施したら

大きく響く音が15回~20回しますので

マンションの入居者から苦情が来てしまいます。

なので

事前にマンションの管理組合へ伝えて

毎月実施しているであろう理事会で

この案件を上げて貰って

許可を頂かなければなりません。

 

【写真①】

 

理事会の許可が頂けたら

下記資料①

お知らせの書類作成して

マンションの1階ホールの掲示板に貼って

事前にマンションの入居者に日時などを

周知して頂きます。

 

【資料①】

 

がしかし

マンションの理事会が開催は

毎月1回なので

最悪の場合

許可が降りる迄の期間が

最長で1か月とか3週間以上待たされる場合が有ります。

そうなると

マンションの購入者が引渡し日までに

既存住宅瑕疵保険の付保証明書が間に合わないので

諦める方も案外多かったですね!

マンション購入者の

既存住宅瑕疵保険の検査依頼の目的が

住宅ローン減税の優遇措置を受ける為だったから

昨年税制改正が施行されたので

既存住宅瑕疵保険の検査依頼は

もう誰もいないでしょうね!

 

下記資料②は

リバウンドハンマーによる

コンクリート強度計算表です。

築30年過ぎの分譲マンションだったので

コンクリート強度的には問題が全然無いと言うか

分譲マンションで

このリバウンドハンマーによる測定

アウトになる事が有るのだろうか?

このコンクリート強度検査は

既存住宅瑕疵保険の加入の為の検査に

必要だったのだろうか?

って勝手に考え込む事が有りました。 (笑)

 

【資料②】

 

今後

マンションとかコンリート系住宅の

既存住宅瑕疵保険加入の為の検査が

ほぼ無くなってしまいますので

果たして今後は

このリバウンドハンマーの出番が有るのでしょうか?

案外高額な計測機器だったのに・・・・。(´;ω;`)ウッ…

という事で

今日のお話は、少し愚痴になってしまいました。

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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