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住宅ローン減税の利用条件が変更しました。それで良かった?

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<住宅ローン減税の利用条件が変更しました。それで良かった?>についてお話をします。

去年まで

築20年以上の既存住宅で

既存住宅瑕疵保険に加入する事が出来れば

住宅ローン減税(控除)を利用する事が出来ていました。

しかし

今年からは

新耐震基準以降の建物(1981年6月以降)で有れば

築20年以上の建物でも

何の検査も実施しなくて住宅ローン減税(控除)

利用する事が出来る様になりました。

果たして

その事は良かった事になるのでしょうか?

今迄は

築20年以上の既存住宅購入される方が

既存住宅瑕疵保険に加入する為の検査を受ける事で

ある一定の建物の現況が確認出来て

ある程度の不具合事象が発見出来ていたのですが

それが全く無くなってしまいました。

 

今日のお話は

築20年以上の既存住宅の購入を考えている方で

インスペクションを依頼しなくても

住宅ローン減税(控除)が利用できるのであれば

果たして

どのくらいの方が

既存住宅瑕疵保険に加入する為の検査を受けて

既存住宅瑕疵保険付保証明書

欲しいと考える人がいるでしょうか? ☜ ほぼゼロではないでしょうか?

それで

その既存住宅は大丈夫なのですか?

と言うお話をします。

 

本題に入ります。

「建物状況調査」などの

インスペクションを実施しなければ

下記写真①②の

築20年から25年位の既存住宅では

この不具合事象は案外多かったですが

この

バルコニーに出る掃出しサッシ下の

不具合事象有無の検査もしないという事になります。

本当にそれで良いのでしょうか?

この箇所は

既存住宅瑕疵保険の加入の為の検査の

必須項目箇所でした。

 

【写真①】

 

 

【写真②】

 

下記図面①は

以前のブログで

「住宅診断」を実施したから分かった

床・壁の傾斜の不具合事象が分かる図面です。

 

【図面①】

 

上記図面①の様な計測迄は

既存住宅瑕疵保険に加入する為の検査ではしませんが

下記図面②の様な

簡単なデジタル水平器で計測する程度の

床・壁の計測測定は実施します。

 

【図面②】

 

それでも一応は

床・壁の計測をしていますので

気持ち程度ですが

既存住宅瑕疵保険に加入出来るのであれば

ほんの少しは不安が無くなりますね!

でも

床・壁の傾斜不具合事象で

瑕疵保険が降りる事はゼロに近いですよ!

 

今日の纏めとして

築20年以上の既存住宅を購入するのであれば

何らかのインスペクションが必要と考えます。

上記図面①の様に

床・壁の傾斜傾向が分かる

「住宅診断」の依頼をしませんか?

それと

床下・小屋裏に入っての検査も必須検査ですよ!

どうでしたか?

何も検査を実施せずに既存住宅を購入しても

本当に大丈夫と思われましたか?

という事で

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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