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工務店との関係を悪化させない為には!

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<工務店との関係を悪化させない為には!>についてお話をします。

注文住宅を建てられる方は

工務店との関係を悪化させない為にも

Y&Y住宅検査であれば

新築各工程検査を依頼された方が安心ですよ!

 

今日のお話は

ベタ基礎の鉄筋かぶり厚さの件

電話相談が有りましたので

そのお話をします。

 

相変わらず下記のブログ

基礎鉄筋かぶり厚さとしてhttps://www.yandykensa.com/blog/4920

のアクセス数がダントツに多いです。

そのブログを見て頂いた方が

直接弊社の方へ電話相談が来る事が有ります。

相談のパターンで多いのは

基礎の立上り部分や

土に接している部分のかぶり厚さが少し足らないと言う内容です。

上記のブログの内容は

基礎のかぶり厚さの基本中の基本の内容を書いていて

そのかぶり厚さが足らない場合は

建築基準法違反で「欠陥住宅」とまで書いています。

例えば

コンクリートを打設する前で有れば

工事のストップをする事が出来ます。

がしかし

5㎜程度~10㎜で有れば

ベタ基礎のベースコン下のかぶり厚さは

捨てコンを打ってスペーサーが下がらない施工以外では

実際にコンクリート打設作業の時点で

かぶり厚さが足らなくなっている事が大変多く

ただ確認出来ないから問題にされないだけと考えています。

この事を棚に上げて

基礎の土に接する部分のかぶり厚さが数ミリ足らないにも拘らず

コンクリートを打ってしまった事に対して

クレームを付ける事は

お施主様にとってプラスになるのだろうか?

って考えた場合

インスペクターを依頼していて

かぶり厚さが足らないので是正する様に指摘したにも関わらず

是正せずにコンクリートを打設した場合は

その時点で

施主と工務店の信頼関係が無くなってしまいますね。

この様な場合は

ある程度色々と覚悟を決めなければなりません!

実際には

インスペクターが指摘した場合は

その対応策は何らかの形で

是正又は補填されると思います。

しかし

インスペクターを依頼していなければ

建築の専門家ではない普通のお施主様自身が

数ミリかぶり厚さが足らない事を指摘した場合

それをキチンとクレームとして認識して

工務店が対応してくれるかどうか?

クレームとして認識して対応する様な工務店は

少数派だと考えます。

何故ならば

殆どの工務店が

基礎のかぶり厚さに限らず

品質管理が行き届いていないと考えますから。

一番大きな問題は

瑕疵保険を付保する瑕疵保険の検査員が

基礎の配筋検査を実施しますが

かぶり厚さを確保するスペーサーが設置していれば

そのスペーサーが斜めになっていて

実質のかぶり厚さが取れていなくても

それを全箇所計測チェックはしません。(一言注意はするかもしれませんが・・・・)

極端な話をすれば

かぶり厚さが明らかに足らなくても検査をOKです。

それで瑕疵保険を付保してしまいます。

要するに

瑕疵保険期間の10年以内に問題が起きなければ

瑕疵保険法人の責任は無くなります。

この事を盾にして

瑕疵保険の検査に合格したのだから問題は無いと

工務店側は考えてしまうのです。

その様な工務店を

選んで契約してしまった以上は

基礎をやり替える様に裁判で徹底的に争う事をしないのであれば

それ以降の工事に関しての品質管理

キチンとさせる方法として

費用を出して第三者的なインスペクターに検査を依頼するか

または

今回のかぶり厚さ足らずには目をつぶり

以後は気を付けて貰えるように

現場監督との人間関係を作って行って

引渡し後も

手直しなどを気軽に来てもらえる様に

工務店との関係を築いた方が良いと考えます。

 

今日の纏めとして

注文住宅を建てる場合は

自分自身で第三者のインスペクターに

新築各工程検査を依頼される方が

工事中及び引渡し後も

工務店との良い関係が保たれると思います。

という事で

今日のお話は、参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不適合事象が無い事で安心。

納得とは、不適合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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