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結局の所インスペクションは普及しないのかな?

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<結局の所インスペクションは普及しないのかな?>についてお話をします。

今日のお話は

住宅の究極のインスペクションとは

と言うお話から

どの様な方向に発展していくか分からない

思いつくままにお話をします。

 

実際に

住宅の不具合事象で困っている人の為に

インスペクション事業者が

建物の現況を調査して

不具合事象の原因を見つける事だと考えます。

この両者の関係は単純明快ではないでしょうか。

 

この単純明快なインスペクションの関係を

普及させる為にと言うよりも

国土交通省が考えたのは

空き家問題を解決させる為の手段として

「既存住宅インスペクション・ガイドライン」を策定させ

住宅瑕疵保険法人の為に

既存住宅売買瑕疵保険制度を作って

空き家を流通させる為に

表面的なインスペクションを実施し

既存住宅瑕疵保険に加入出来るレベルだから

この既存住宅は不安は有りませんよ!

と言う様に

エンドユーザーの考え方(思考)を

今迄の

既存住宅の汚い・欠陥住宅ではないかと言う

負のイメージを取り払いたかったのでしょうね!

結局と言うか結果的には

既存住宅の売買時に

インスペクションは義務化にはならず

空き家問題が解決するほどの

インスペクションは普及しませんでした。

国土交通省の考え方として

義務化をしなければ普及はしないであろう事は

百も承知していたと考えますが

やはり

大手ハウスメーカーや大手不動産業者の圧力に

屈して義務化を諦めたと推測します。

まぁ

この事を言いかえると

国土交通省が

空き家問題を解決させる為のインスペクションでは無くて

つまり

企業の為のインスペクションでは無くて

純粋に

エンドユーザーの為の

エンドユーザー自身でインスペクションと

向き合って取り組む方向に

インスペクション制度を方向付けしていたら

既存住宅の高性能リノベーションが

今よりも数十倍加速して

普及していたのではないでしょうか?

 

今日の纏めとして

結局

エンドユーザーに寄り添ったインスペクションは

残念ながら普及はしませんでしたが

新型コロナ禍に伴ったウッドショックや

ロシアによるウクライナへの侵攻による

食糧危機などがもたらす不景気?が

住宅業界を二極化させ

一つは

高断熱・高気密の高性能住宅の注文住宅が買える裕福層と

もう一つは

新築住宅迄は手が届かないが

既存住宅を高性能リノベーションが出来る裕福層と一緒に

工務店の方も高性能住宅に特化して行くのではないでしょうか?

という事で

今の思いを取り留めも無く書いて見ました!

今日のお話は、これでお終い!

 

下記写真は

今日の事務所の胡蝶蘭達の写真です。

ほぼ満開状態です!

 

【事務所の胡蝶蘭棚の写真】