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基礎の劣化事象の原因の一つとして

床下に入っての詳細検査で、基礎の劣化診断は、主にひび割れ及びポップアウト現象などの有無を調査していました。

今回のブログタイトルに「基礎の劣化事象の原因の一つとして」を上げたのは、

基礎表面の劣化事象の原因を、単純に「経年劣化」として上げていた事が、専門の文献を見た事で「硫酸塩の作用による劣化」⇒布基礎コンクリート表層の剥離(スケーリング現象)と硫化物を含む地盤が湿気により結晶ができる事象を「針状結晶」で有る事が分かりました。

「経年劣化」 これはこれで間違ってはいませんが安易な報告書の表現です。

住宅診断を追求して行くプロとして、より正確な劣化事象の原因をお客様に報告するよう反省を込めて、また同業者様にも実際に有った事象を参考にして頂く為に、ここに掲載します。

◆下の写真①
これは針状結晶が束石の隙間などで生成されると、この写真のように割れてしまいます。

【テキストテキスト】
基礎の劣化事象の原因の一つとして
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基礎の劣化事象の原因の一つとして

◆下の写真②
左の写真は、まだ早い段階です。コンクリートに浸透した土壌中の水分がコンクリートの表面で結晶化した硫酸ナトリウムです。
右の写真は、表層はく離(スケーリング現象)をしてしまったコンクリート表面の実例です。

【テキストテキスト】
基礎の劣化事象の原因の一つとして
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基礎の劣化事象の原因の一つとして

※今後は、基礎の劣化事象の原因に「硫酸塩の作用による劣化」の有無が加わります。

今回は、これで終わります。

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