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新築分譲住宅は天井断熱材の入れ方に要注意!

このブログは

住宅診断及び住宅設計を通して知り得た情報を

住宅診断の一環として

住宅を購入または計画中の方が

泣き寝入り(又は後悔)しない様に

注意喚起の為にアップしています。

 

今回は、<新築分譲住宅は天井断熱材の入れ方に要注意!>についてお話をします。

今日のお話は

小屋裏の何処をチェックするのか?

のお話をします。

 

既存住宅の場合の

「既存住宅売買瑕疵保険適合検査」

「既存住宅現況検査」などの検査の場合は

小屋裏に入っての調査はしません。

 

点検口から覗いて見える範囲の

野地板等に水シミの有無をチェックします。

 

少し詳しく説明すると

雨漏りの有無と蟻害の調査です。

 

因みに蟻害調査は

小屋裏に限らず建物全体を調査します。

 

小屋裏調査の主体は雨漏り調査だけです。

小屋裏換気の為の棟換気が設置されているか?とか

外壁防火構造の建築基準法を遵守しているか?等の

調査はしません。

 

小屋裏に入ってのオプション調査を追加しても

調査項目は変わりません!

 

では

Y&Y住宅検査の場合はどうか?

 

小屋裏に入っての調査は

オプションではなく標準に入っていますので

 

小屋裏に入れる屋根勾配が有る場合は

必ずは入れる所まで入ってから

小屋裏の構造材の接続部分や

断熱材の状態までは必ずチェックします。

 

築浅の建物で

外壁がサイディングの場合は

外壁の防火構造に必要な

小屋裏外壁面にPBが張られているか等の

建築基準法のチェックも実施します。

 

上記で説明した様に

小屋裏の調査方法には違いが有り

費用対効果考えた場合は

 

ただ単に

既存住宅瑕疵保険に加入する為の

調査だけで良いと考える方が居られますが

 

それはそれで良いのかな?って

最近は考える様になりました。

 

ただし

新築分譲住宅の場合は違いますよ!

 

新築住宅の場合は

複雑な屋根形状でなければ

ほぼ10年間は雨漏りは考えにくいですが

2025年には省エネ基準が義務化になります。

 

省エネ基準の義務化を考えた場合

ただ単に

定められた天井断熱材を入れただけで良いのか?

それは違うと考えます。

 

天井断熱材の入れ方も

省エネには大きく関わって来ます。

 

なので

間仕切り壁の通気止めが施工されているか?も

小屋裏に入れる範囲だけでも調査したいですね!

 

今日の纏めとして

既存住宅の場合は

費用対効果も考えてケースバイケースで

調査方法を考えれば良いのかな?

 

既存住宅でも築浅の場合は

建築基準法に遵守しているか等も

調査依頼した方が良いと考えます。

 

新築分譲住宅の場合は

建築基準法は勿論

その他の規定を遵守しているかどうかも

必ず調査される事をお勧めします。

 

インスペクターに依頼される時に

間仕切壁の通気止めの有無も

必ず調査して貰う様にして下さいね!

 

何故ならば

冷暖房費とか結露に大きく関わって来ますので!

 

という事で

今日のお話は、参考になりましたでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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