Y&Y設計事務所
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天井又は屋根断熱材の付加断熱工法として!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<天井又は屋根断熱材の付加断熱工法として!>についてお話をします。

今日のお話は

低勾配屋根の断熱についてのお話をします。

 

新築住宅の

瑕疵保険検査を実施する前に

事前に図面チェックを実施します。

 

たまたま続けて3棟共(注文住宅)

屋根が低勾配だったのですが・・・・。

 

矩計図を見てみると

2棟共屋根勾配は0.5/100でした。

 

屋根タルキ間に充填断熱(ボード状)を入れ

その上にボード状の外断熱(付加断熱材)を敷き詰め

その上に通気タルキ設置した上に野地板を仕上げていました。

 

もう一棟の

屋根勾配1.0/100の方は

前回のブログにも記載した様に

桁上にボード上の断熱材を敷いた後に

グラスウールを敷き並べる工法でした。

 

私の思考の中では

付加断熱材を設置する前に

先に野地板(下地面材)を設置してからと考えていたのですが・・・・。

 

下記資料①、②が

付加断熱施工方法と考えていた資料です。

フクビの付加断熱工法の施工要領からの転用

 

【資料①】

 

【資料②】

 

まぁ

コスト削減の為なのかな?

 

注文住宅の場合には

それなりの費用が確保できるからなのか?

 

それとも

設計事務所の

温熱性能に関しての考えなのかは分かりませんが

3棟ともに

天井などの断熱材を厚くしていましたね!

 

因みに

初歩的な天井断熱材の厚さの考え方として

壁断熱材の2倍以上の厚さが欲しいとの事!

 

低勾配屋根に限らず

天井又は屋根断熱材の厚さには要注意ですね!

 

ただし

インスペクター目線で一言いうのであれば

天井断熱の場合は小屋裏換気

屋根断熱の場合は屋根裏通気

必ず完結して欲しいものですね!

 

今日のお話も

新築住宅瑕疵保険検査を実施したお陰で

また新たな情報が入手できました!

 

いつの事になるか分かりませんが

実際に注文住宅の設計を

直接依頼者から受けた場合の情報源になりますね!

 

という事で

今日のお話は、屋根又は天井の付加断熱設置方法でしたが

参考になったでしょうか?

 

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不適合事象の有無を調査するのではなく、

もし不適合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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