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住宅の大天敵「結露」についてのお話です!

「住宅診断」を数多く実施して

不具合事象の原因追求をして来たから分かる

施工未済や施工不良 そして自然の力など

インスペクターから見た住宅設計とは・・・

「泣き寝入り」や「後悔」しない為に

住宅プラン作成の応援をして行きます!

 

今回は、<住宅の大天敵「結露」についてのお話です!>についてお話をします。

今日のお話は

「結露」「耐久性能」のお話をします。

 

最初に

カビのお話から始めます。

 

住宅でカビが発生する条件は

「温度」「湿度」「栄養源」

が揃う時に発生します。

 

一般的に

カビが発生する時期は

梅雨時と思われがちですが

冬期でも発生するのです。

 

例えば

下記写真①、②

事務所のトイレ廻りの写真です。

 

【写真①】

 

上記写真①を見て下さい。

夕方になると外気との温度差が大きいので

「結露」が発生してしまいます。

 

タイル面やサッシ枠面に

「結露」が発生している事が分かると思います。

 

 

【写真②】

 

上記写真②は

約10日の間

「結露」を拭かずにそのままにしていたら

 

カビが

窓枠やトイレタンクの陶器面にも

発生してしまった写真です。

 

つまり

条件が揃えば

カビは約10日間有れば発生するという事です。

 

 

ここから本題に入ります。

住宅にとっての

大天敵である「結露」のお話をしていきます。

 

住宅の「耐久性能」を考える上で

「結露」を発生させない様に

如何に施工するか?を考える事が重要です。

 

住宅の見えない部分で

「結露」が発生する可能性が有る場所と言えば

「床下断熱欠損部分」「外壁通気部分」と考えます。

 

床下断熱欠損部分は

床下の外気と室内の温度差が原因「結露」が発生します。

 

この床下の場合は

「結露」が常態化するとカビが発生し

 

そのカビが

室内に入って健康被害をもたらす可能性も出て来ます。

 

 

外壁通気部分では

通気出口金物未設置が原因で

 

外壁通気内部に滞留した湿気を含んだ空気

外気との温度差により「結露」が発生します。

 

外壁通気部分で怖いのは

「結露」が常態化すると腐朽菌が発生し

通気胴縁などの木材を腐朽させる可能性が出てきます。

 

如何でしたか?

住宅に「結露」が発生すれば

デメリットしかないという事ですよ!

 

 

今日の纏めとして

「住宅診断」を実施していて

床下の断熱欠損の不具合や

外壁通気構法の未完結が大変多いですね!

 

どちらも

建築基準法違反ではないので

 

新築分譲住宅を購入される買主側

上記に記載したデメリットの事を考えずに

 

不具合を直さないままの状態で

契約をしてしまいます。

 

このブログを見て頂いた方で

注文住宅を計画されている方でしたら

上記の不具合に気を付けて下さいね!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

今回は、これで終わります。

 

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「Y&Y住宅検査」が お客様に提供させて頂く住宅診断とは、

ただ単に不具合事象の有無を調査するのではなく、

もし不具合事象が有れば、

その原因をより詳しく目視の範囲内で追及し、

不同沈下などの傾きが有れば、

建物全体の傾きなどの傾斜傾向を図面にて表現する事で、

より分かり易く建物の現況を報告書に纏め、

お客様が、安心・納得して購入する事が出来る様に

説明するサービスを提供させて頂いています。

ここでの「安心・納得」とはどの様な意味なのかと言いますと、

安心とは、不具合事象が無い事で安心。

納得とは、不具合事象が事前に分かる事で納得。

住宅診断とは、この二つを得る為の手段だと考えています。

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