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外壁防火構造認定違反が罷り通っている?

今回は、<外壁防火構造認定違反が罷り通っている?>についてお話をします。

今日のお話は

外壁通気構法の外壁通気出口金物が無い

不具合のお話です。

 

新築分譲住宅の殆どと言って良い程

 

外壁通気構法の

出口金物が無い施工が大変多いです。

 

外壁がサイディング工法で

防火認定番号で一般的に多い「PC030BE-9201」

45分準耐火構造認定番号では「QF045BE-9226」

外壁通気構法を施工している場合

 

この出口金物が無い建物は

外壁認定違反と考えたいのですが

 

同じ認定書の中に

通気構法ではない

納まり図も有りますので

 

法的に争った場合は

外壁認定違反とまではならないのかな?

 

であれば

建築確認申請図書に

「外壁通気構法」という文言が入っていれば

契約不適合責任を問う事が出来ますね!

 

つまり

契約違反になります。

 

契約違反とは別に

住宅の耐久性能を考えた場合は

外壁通気構法には

外壁通気用の出口金物は必須です!

 

下記写真①は

玄関ポーチ部分の

外壁通気出口金物が無い写真です。

 

【写真①】

 

 

上記写真①の様に

外壁通気出口金物が無い事を

現場監督に確認すると

 

天井裏に外壁通気が逃げるから

外壁通気出口金物は

設置していませんという返答です。

 

この様な考え方をする

現場監督が何故か多いですね!

 

この

天井裏に通気が逃げるという考え方は

軒裏換気口から天井裏に通気が逃げて

棟換気口から外気に逃げる考え方を

 

つまり

小屋裏換気の考え方と同じだと

完全に誤解しているのです。

 

下記写真②は

玄関ポーチの

まだ天井材を施工していない

天井下地組をした状態の写真です。

 

【写真②】

 

 

上記写真②の

天井裏に通気が逃げたとしましょう。

 

では

天井裏に入った通気

この天井裏からは

外気に逃げる事は出来ますか?

 

外気に逃げる為の出口が有りません!

 

現場監督は

結局のところ

現場の納まりを知らないのです。

実際の納まりを理解していなのです。

 

下記写真③は

外壁と天井の取合い部分に

外壁通気用の出口金物を

設置している写真です。

 

【写真③】

 

 

今回は

玄関ポーチの

天井と外壁部分との取合いを例に取り上げましたが

 

これと同じ事が言える箇所として

バルコニー下側の天井と外壁取合い部分や

1階車庫天井と外壁取合い部分にも

外壁通気出口金物の設置が必要です!

 

 

今日の纏めとして

外壁通気構法で外壁を施工している場合は

外壁通気出口金物の設置は必須ですよ!

 

ただし

何事にも特例が有ります。

 

この場合は

その特例の納まり認定番号

必ず資料として貰って下さいね!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

既存住宅の場合は

「住宅診断」は必須ですよ!

 

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「新築各工程検査」

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費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?

 

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勿論

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住宅の設計相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

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今回は、これで終わります。

 

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