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建築基準法違反でなければ問題は無いのか?

今回は、<建築基準法違反でなければ問題は無いのか?>についてお話をします。

今日のお話は

建築基準法違反でなければ

メンテナンスの事を考えなくて良いのか?

と言うお話です。

 

先日

桁上断熱工法

高性能住宅の住宅診断を実施したのです。

 

事前の下準備として

図面チェックをしながら

建物の性能や施工方法など確認します。

 

ビックリしたのは

桁上断熱工法だった事です。

 

桁上断熱工法は

資料でしか見た事なかったので

住宅診断を実施するのが待ち遠しかったです。(笑)

 

いざ

住宅診断として

外観からチェックを始めて

壁・床の傾斜チェック

そして住設(サッシ含む)の

作動チェックを終えてから

昼食の休憩に入りました。

 

後は

内装材の不具合有無をチェックしてから

 

ワクワクしていた桁上断熱工法

小屋裏チェックと

床下に入ってのチェックを残すだけです。

 

で昼食もそこそこに

小屋裏に上がる為の

天井点検口を開けてビックリ!

 

断熱材が見えたのですが

マジックで断熱材の袋に

「カッターナイフで切って上にあがれます。

断熱300㎜有ります。」

って書いてあったのです。

 

「何じゃこれっ」て感じで憤りを覚えました。

 

取り敢えず

カッターナイフで断熱材を切って

小屋裏に入ったとしても

 

今度は

元の状態には戻せません。

 

結局

小屋裏の診断は諦めました。

 

この工務店は

何を考えているのだろうか?

 

施主が

何かの都合で

小屋裏に入ろうとしても

簡単には入れません!

 

万が一

雨漏りとかの不具合が生じても

メンテナンスが容易には出来ない建物です。

 

この事を

施主(依頼者)に伝えて

床下に入っての調査に入りました。

 

がしかし

床下でも同じ様な事が有って

 

ユニットバス下の人通口に

基礎断熱の断熱材を設置しているのですが

 

その断熱材のフタに給排水管が通っているので

 

その断熱材のフタを開けて

ユニットバス下のチェックが出来ません。

 

これまた

この工務店は何を考えているのかって

段々腹が立って来ました。

 

尚且つ更に

給水・給湯配管がヘッダー方式を採用していて

 

その配管の仕方が

洗面脱衣室床下全面に張り巡らされていたのです。

 

給水・給湯配管の上を

何とか這って他の箇所の調査を終わらせましたが

 

結局

この工務店は

高断熱・高気密の数値だけを追って

 

この家に住む施主さんの

今後のメンテナンスの事は何も考えていませんでした!

 

ちょっと信じられませんね!

 

高断熱・高気密住宅を施工している工務店は

住宅のメンテナンスもよく考えて

住宅を設計していると思っていたのに・・・・。

 

 

今日の纏めとして

ただただ

こんなに腹が立つ工務店もいるものですね!

 

という事で

今日のお話は参考になったでしょうか?

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

既存住宅の場合は

「住宅診断」は必須ですよ!

 

注文住宅の場合は

「新築各工程検査」

プラン思い込み図面チェック」

費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?

 

依頼する事で

少しでも不安(泣き寝入り)を少なくしませんか?

 

勿論

設計事務所として

住宅の設計相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

 

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