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戸建て住宅の「液状化」対策はベタ基礎以外は無い?

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住宅を建てる又は購入する前に

是非、一読下さい!

 

今回は、<戸建て住宅の「液状化」対策はベタ基礎一択!>についてお話をします。

今日のお話は

前回に続いて建物を建てる敷地地盤のお話です。

 

前回のブログは

地盤調査報告書の見方をアップしました。

 

今回は

地盤報告書の中に下記資料①の様な

「簡易液状化判定」という書類が

入っている場合が有ります。

 

さてさて

これが問題なのです。

問題と言うよりも頭を痛めるのです。

 

住宅等の小規模の建物の場合は

下記資料①の様に

液状化の影響が「大」と分かっていても

 

液状化対策には

高額な費用がかかります。

 

【資料①】

 

 

ここで

「液状化」とは何かという事で

 

上記資料①の下側に

「液状化」の説明をしています。

 

少し詳しく

液状化の現象(メカニズム)を説明すると

 

建物を建てる敷地の地盤が

地下水で満たされている場合に

液状化が発生しやすくなります。

 

砂で出来た地盤は

砂の粒子で結びついて支え合っていますが

 

地震発生で繰り返される振動により

地中の地下水位の圧力が高くなり

 

砂粒子の結びつきがバラバラになって

地下水に浮いた様な緩んだ状態になります。

 

更に地震の振動が続くと

逃げ場を求めた地盤中の水が

砂とともに地表に吹き出し

 

その分だけ地盤が沈下する現象を

「液状化現象」と言います。

 

この様になると

水よりも比重が重い建物が沈んだり

傾いたりするのです。

 

また

水の比重よりも軽い下水道の

マンホールなどが浮き上がる場合もあります。

 

下記資料②は

液状化の補強対策の4種類が記載しています。

 

【資料②】

 

 

下記資料③には

液状化対策方法の選定

対策法選定基準の目安を記載しています。

 

【資料③】

 

 

上記資料②や③を見て分かる様に

対策方法は4つ有りますが

 

戸建住宅の液状化対策として

下記2つが取り入れられるのかな?

①ベタ基礎

②表層地盤改良

 

何故ならば

地耐力が弱い場合は地盤補強はするけど

 

液状化の影響が「大」だけでは

費用対効果を考えれば

 

大きな地震が来ない限り

液状化現象が発生しないと考えた場合

 

万が一の為に

補強対策を選択出来る程の

予算が有る方は別として

 

もし液状化現象が発生した時に

住宅が崩壊しない様に

出来るだけ頑丈な基礎仕様にして

不同沈下を押さえ

 

また

不同沈下が発生した時に

復旧しやすい補強対策として考えた場合は

「ベタ基礎」がベターなのかな?

 

 

今日の纏めとして

私見として

液状化対策には

「ベタ基礎」の補強対策以外には

方法が無いのではないでしょうか?

 

ただし

3階建ての場合は別として考えます。

 

注文住宅を建てられる方は

よくよく工務店と相談の上で

対策をして下さいね!

 

という事で

今日のお話は

参考になりましたでしょうか?

 

このブログ内容に聞きたい事が有れば

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今回は、これで終わります。

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昨日のウォーキング&ジョギング

距離は9.3km  歩数は13,655歩

トータル610日目(休んだ60日間含む)

総距離5,545.6km

総歩数7,257,971歩