2025/06/16
Ｙ＆Ｙ設計事務所は
住宅診断で幸せな暮らしを応援します！
住宅を建てる又は購入する前に
是非、一読下さい！
今回は、＜住宅の耐久性能には外壁通気構法は不可欠！＞についてお話をします。
今日のお話は
外壁透湿防水シートの施工注意点のお話です。
下記写真①は
バルコニー部分の
床と壁との取合い部分です。
この写真の何が不具合なのか？
お分かりですか？
この建物は
水切り金物を
設置しないバルコニー仕様で
壁サイディング下地には
金物工法でサイディングを施工します。
何が不具合なのかを言うと
外壁透湿防水シートの
膨らみシワです。
つまり
この透湿防水シートの膨らみシワが
外壁通気層に入って来る外気を
遮る可能性が有るのでＮＧなのです。
下記写真②も
同じ様に外壁通気層に入る外気を
遮る不具合です。
この場合は
室内側の断熱材入れ方の不具合で
外壁透湿防水シートが
外側に膨らんでしまっています。
何故
上記写真①、②がダメなのでしょうか？
どちらも
外壁透湿防水シートの膨らみが
外壁通気層を塞いでしまう事で
外壁通気層の役割を果たせなくなり
室内から発生する水蒸気を
通気層を通して外部に
排出する事が難しくなるのです。
つまり
湿気を含んだ空気が止まる事で
結露が発生する可能性が高くなります。
木造住宅にとって
結露などの湿気は最大の天敵なので
住宅の耐久性能を考えると
絶対にＮＧ施工なのです。
これと同じ事が言える
もう一つのＮＧ施工は
外壁通気の出口金物が無い
外壁通気構法未完結施工です。
この外壁通気構法未完結の施工は
大変多いので要注意ですよ！
今日の纏めとして
耐久性能を低下させている住宅は
外壁通気構法が
完結されていない建物です。
住宅が完成してしまえば
上記写真①、②は見えなくなるので
施工の有無は分かりません。
しかし
外壁通気構法の未完結については
下記写真③の様に
壁と軒天との取合い部分に
外壁通気出口金物（通気見切り金物）
の有無をチェックすれば
ほぼ分かりますので
是非
契約する前に
チェックしてみて下さいね！
という事で
今日のお話は
参考になりましたでしょうか？
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