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鉄筋をカットした場合は必ず補強筋が必要!

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住宅を建てる又は購入する前に

是非、一読下さい!

 

今回は、<鉄筋をカットした場合は必ず補強筋が必要!>についてお話をします。

今日のお話は

前回のブログに関連した

新築各工程検査のお話をします。

 

当社に

注文住宅の工事途中の検査を実施する

新築各工程検査の依頼が有った場合は

 

最初に

確認申請図面とプレカット図面を頂きます。

 

例えば

基礎配筋検査を実施する前には

 

必ず

基礎伏図や構造図をチェックします。

 

色々な

工務店の図面に目を通していますので

細かい寸法まで記載している工務店も有れば

確認申請に必要な

最低限の寸法しか記載していない図面も有ります。

 

例えば

基礎配筋に関する図面で

基礎貫通部分の

補強筋の納まり図が記載している場合

 

鉄筋と貫通スリーブ管とのかぶり厚さ寸法を

キチンと記載している場合が有ります。

 

例えば

一般的な要綱で

鉄筋とスリーブ管との

かぶり厚さ寸法は40㎜で良いのに

 

図面上では

かぶり厚さ寸法が45㎜と記載していれば

 

現場でもし

41㎜のかぶり厚さ寸法であった場合は

 

図面と違う不利な寸法になっているので

必ず現場監督に指摘します。

 

まだこの場合は

40㎜以上有れば問題が無いので

口頭で指摘してスルーします。

 

問題なのは

設計者が机上で記載した補強筋の納まりが

???・・の場合が有ります。

 

一番問題が多いのは

下記資料①の矢印で示している

スラブを貫通するスリーブ管部分です。

 

【資料①】

 

 

上記資料①に

矢印で示している箇所のかぶり厚さ足らず

 

例えば

下記図面①に114㎜の寸法しかないのに

116㎜のスリーブ管を無理やり通している場合は

 

鉄筋とスリーブ管との

40㎜のかぶり厚さが取れていません。

 

【図面①】

 

 

この場合は

指摘事項として是正指示を致します。

 

まぁ

実際に是正する場合は

予備の鉄筋が有れば何とか

かぶり厚さを確保する為に

鉄筋をカットして

かぶり厚さを確保する事が出来ますが

 

しかし

鉄筋をカットしたら

鉄筋で補強しなくてはなりません。

これが大変な作業になってしまいます。

 

検査後直ぐに

生コンを打とうとしていても

生コンは是正する迄は打てません。

 

なので

生コン打ちは

検査の翌日以降にして貰っています。

 

 

もう一つの問題は

基礎断面図に補強筋の入れ方を記載している

図面が有る場合で

 

その図面自体がNGの場合が有ります。

径100㎜以上のスリーブ管を設置する為に

例えばベース筋をカットします。

 

基本は鉄筋をカットしたら

その鉄筋を定着長さを取って

補強しなくてはなりません。

 

それを

100㎜以上のスリーブ管を入れる場合は

そのスリーブ管の為の補強筋

入れなければなりませんが

 

ここで勘違いされるのは

ベース筋をカットしたままで補強筋をせずに

 

スリーブ管の補強筋が

ベース筋をカットした時の補強筋を

兼ねる事が出来ると

勘違いしているのです。

 

その勘違いを

基礎断面図の補強筋の入れ方として

記載している工務店がいます。

 

 

今日の纏めとして

当社では

新築各工程検査を実施する前に

事前に必ず図面チェックをします。

 

事前に図面チェックする事で

現場での検査注意箇所を

予め把握する事で

見落としが無いようにします。

 

という事で

今日のお話は

参考になりましたでしょうか?

 

昨日のウォーキング&ジョギング

両ひざの痛みで休み。

距離は0.0km  歩数は0,000歩

トータル719日目(休んだ85日間含む)

総距離6,357.4km

総歩数8,340,860歩

 

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今回は、これで終わります。

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