2025/09/07
Y&Y設計事務所は
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住宅を建てる又は購入する前に
是非、一読下さい!
今回は、<鉄筋をカットした場合は必ず補強筋が必要!>についてお話をします。
今日のお話は
前回のブログに関連した
新築各工程検査のお話をします。
当社に
注文住宅の工事途中の検査を実施する
新築各工程検査の依頼が有った場合は
最初に
確認申請図面とプレカット図面を頂きます。
例えば
基礎配筋検査を実施する前には
必ず
基礎伏図や構造図をチェックします。
色々な
工務店の図面に目を通していますので
細かい寸法まで記載している工務店も有れば
確認申請に必要な
最低限の寸法しか記載していない図面も有ります。
例えば
基礎配筋に関する図面で
基礎貫通部分の
補強筋の納まり図が記載している場合
鉄筋と貫通スリーブ管とのかぶり厚さ寸法を
キチンと記載している場合が有ります。
例えば
一般的な要綱で
鉄筋とスリーブ管との
かぶり厚さ寸法は40㎜で良いのに
図面上では
かぶり厚さ寸法が45㎜と記載していれば
現場でもし
41㎜のかぶり厚さ寸法であった場合は
図面と違う不利な寸法になっているので
必ず現場監督に指摘します。
まだこの場合は
40㎜以上有れば問題が無いので
口頭で指摘してスルーします。
問題なのは
設計者が机上で記載した補強筋の納まりが
???・・の場合が有ります。
一番問題が多いのは
下記資料①の矢印で示している
スラブを貫通するスリーブ管部分です。
上記資料①に
矢印で示している箇所のかぶり厚さ足らずが
例えば
下記図面①に114㎜の寸法しかないのに
116㎜のスリーブ管を無理やり通している場合は
鉄筋とスリーブ管との
40㎜のかぶり厚さが取れていません。
この場合は
指摘事項として是正指示を致します。
まぁ
実際に是正する場合は
予備の鉄筋が有れば何とか
かぶり厚さを確保する為に
鉄筋をカットして
かぶり厚さを確保する事が出来ますが
しかし
鉄筋をカットしたら
鉄筋で補強しなくてはなりません。
これが大変な作業になってしまいます。
検査後直ぐに
生コンを打とうとしていても
生コンは是正する迄は打てません。
なので
生コン打ちは
検査の翌日以降にして貰っています。
もう一つの問題は
基礎断面図に補強筋の入れ方を記載している
図面が有る場合で
その図面自体がNGの場合が有ります。
径100㎜以上のスリーブ管を設置する為に
例えばベース筋をカットします。
基本は鉄筋をカットしたら
その鉄筋を定着長さを取って
補強しなくてはなりません。
それを
100㎜以上のスリーブ管を入れる場合は
そのスリーブ管の為の補強筋を
入れなければなりませんが
ここで勘違いされるのは
ベース筋をカットしたままで補強筋をせずに
スリーブ管の補強筋が
ベース筋をカットした時の補強筋を
兼ねる事が出来ると
勘違いしているのです。
その勘違いを
基礎断面図の補強筋の入れ方として
記載している工務店がいます。
今日の纏めとして
当社では
新築各工程検査を実施する前に
事前に必ず図面チェックをします。
事前に図面チェックする事で
現場での検査注意箇所を
予め把握する事で
見落としが無いようにします。
という事で
今日のお話は
参考になりましたでしょうか?
昨日のウォーキング&ジョギング
両ひざの痛みで休み。
距離は0.0km 歩数は0,000歩
トータル719日目(休んだ85日間含む)
総距離6,357.4km
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今回は、これで終わります。
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