2025/09/08
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今回は、<基礎工事は砕石の転圧と砕石の面を水平に!>についてお話をします。
今日のお話は
基礎ベース筋のかぶり厚さについてのお話です。
下記写真①は
ベース筋のかぶり厚さ60㎜が
キチンと取れている写真です。
実際に
基礎鉄筋検査を実施すると
約半分くらいの現場は
問題無くかぶり厚さが取れています。
上記写真①の様に
かぶり厚さがキチンと取れている現場は
防湿シートもキチンと敷かれています。
ホント
検査していても
基礎屋さんがキチンと砕石の転圧を
している事が分かりますね!
上記写真①と比べて
不具合の有る現場は
全体的に砕石の転圧する作業が雑です。
下記写真②の場合は
建物の中央部分のかぶり厚さが
40㎜しか有りません。
何故その様な事になったのか?
それは
砕石転圧の時に高さチェックをせずに
適当に転圧したと思われます。
この様な現場は
実際のところ滅多に見た事が有りません。
上記写真②の様に
中央部分の砕石が高い場合に
この写真②のかぶり厚さ40㎜を
60㎜のかぶり厚さにする事は
サイコロの向きを
60㎜にすれば出来ますが
そうした場合
基礎全体のベース筋が水平ではなく
中央部分が高い
山型の鉄筋配筋になりますね!
基礎の施工基準高さは
外周部を基準高さにしているはずだから
単純に考えて
中央部分の
鉄筋の上側のかぶり厚さを計算すると
中央部分の
ベースコン厚さが130㎜しかないですが
鉄筋上部のかぶり厚さは
150-20ー60-13-13=44㎜になり
まぁ
何とか40㎜以上取れるから
鉄筋のかぶり厚さはクリアできますね!
しかし大きな問題は
ベースコン厚さが
20㎜薄い130㎜しかありません。
検査員の検査の考え方は
検査時にベース筋のかぶり厚さが有れば
検査は合格にします。
ベースコンの厚さが
130㎜になるとは考えません!
実際に
鉄筋の高さを
計測する事はしませんので。
上記写真②の不具合に比べて
下記写真③の場合は
かぶり厚さが足りていませんが
サイコロの向きと
砕石の沈みを是正するだけで
検査はクリアします。
上記写真③の場合の
不具合の原因は
単純に砕石の転圧不足です。
恐らく
この現場の場合は
砕石の転圧不足だから
ベースの生コンを打つ時に
60㎜のかぶり厚さの確保は
出来ないと想像は出来ます。
今日の纏めとして
新築各工程検査の依頼が有れば
砕石の転圧を十分に実施して
サイコロが沈まない様に
また
砕石面が水平に施工する様に
最近の検査では
事前に工務店へお伝えします。
もし
新築各工程検査を依頼しない場合は
工務店に対して
砕石の転圧と
砕石を水平に施工する事を
必ず口頭ではなく
書面にてお伝えする事をお勧めします。
という事で
今日のお話は
参考になりましたでしょうか?
昨日のウォーキング&ジョギング
両ひざの痛みで休み。
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今回は、これで終わります。
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