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築29年中古住宅の住宅診断(広島)事例として

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今回は、築29年の木造住宅の住宅診断事例についてお話をして行きます。

買取再販の中古住宅で、床、住宅設備全般の取り替え、外壁の塗り替えをしていた住宅でした。

気になる事象として

①キッチン換気フードのダクトの施工不良

キッチン換気フードの外部からの写真です。

◆原因
現場監督の管理不足につきますが、

これをそのまま直さずに販売する、買取再販業者の気持ちが判らないと言うか、

信じられない施工です。

依頼者は、既に買う気満々だったのですが・ ・ ・ ・ ・ ・

②ユニットバス換気ダクト接続忘れ

この写真は、ユニットバス天井点検口からの写真です。

◆原因
設備業者の施工忘れ。
キッチンフードのダクトも同じ業者と思われますが、

余程、予算を切り詰められていたのだろうか?

③セメント瓦に苔が発生

2階の窓からの1階屋根瓦写真です。

◆原因
外壁、床、住宅設備など、誰でも判る箇所はリフォームをして、綺麗にしていますが、

下からあまり見えない屋根をリフォームしていないのは、

リフォームする予算の問題から、塗り替えメンテナンスはしなかったのだろうと考えられます。

総合判定として

この家は、上記のデタラメな施工にプラスして、

LDKの床の傾斜が6/1000を大幅に超えていました。

床を貼る時には、大工さんも分かっていたはずです。

これは、大工の手抜きなのか、売主の考えなのかは分かりません。

他にも建具の開閉不良など、買主が判らない所の手抜き工事がふんだんに有った家でした。

本当に買取再販の中古住宅は、見栄えはとても綺麗に仕上がっていますが、

それに騙されず、必ず「住宅診断」の依頼をお薦めします。

今回は、これで終わります。