2026/10/09
今回は<新築各工程検査で欠陥住宅を無くしましょう!>についてお話をします。
今日のお話は
基礎のホールダウン金物用のアンカーボルトM16の設置には
要注意というお話です
結論から言うと
基礎のホールダウン金物用アンカーボルトM16の
埋め込み長さ不足が原因で
知らず知らずの内に
強度不足の欠陥住宅に住んでいるかもしれない!
というお話です!
先日
新築各工程検査(工事中検査)の
基礎立上り打設前検査を実施したのです。
この検査でチェックする項目は
①基礎立上り高さが図面通りか
②基礎幅は図面通りか
③アンカーボルトの設置位置は図面通りか
④ホールダウン金物用アンカーボルトは図面通りか
⑤鉄筋のかぶり厚は40㎜以上になっているか
等々です。
今日のブログの投げかけは
④のホールダウン金物用アンカーボルト設置時の
不具合は心配ないですか?という内容です。
話の前提条件として
ベタ基礎工事をする場合の工程として
最初にベタ基礎部分と
350㎜高さの立上り部分のコンクリートを
2回に分けて打つ事を前提にしています。
下記写真①は
ホールダウン金物用のアンカーボルトを
設置している写真です。
殆どの現場の場合は
ベタ基礎のスラブコンを打設した後に型枠を組んで
アンカー設置用の治具で指定の位置に
アンカーをセットします。
ここで問題になるのが
基礎の立上り高さです。
一般的に多い基礎の立上りが高さは
設計GLから400㎜の高さで
この400㎜の場合は
ベタ基礎スラブ天から350㎜になります。
昔の様に
Zマーク金物のホールダウン金物用の
アンカーボルト埋め込み長さは360㎜以上だったので
埋め込み長さをクリアする為に
基礎の立上りを
設計GLから410㎜にしていました。
しかし最近では
Zマーク金物のアンカーボルトM16を
使用される事が滅多に無くなり
今では
金物メーカーの商品が使用されています。
この金物メーカーの
アンカーボルトの埋め込み長さは
下記資料①の様に280㎜なので
基礎の立上り高さが設計GLから400㎜でも
気にする事が無くなりました。
がしかし
許容応力度計算でホールダウン金物の強度が
(り)を超える(ぬ)の場合で
且つ耐力強度が37.3kN以上の場合は
それ専用の
アンカーボルトM16を使用しなくてはなりません。
この場合の他の対応策は
(と)用のホールダウン金物を2本設置すれば良いのですが
プランの都合上2本設置が出来ない場合が多いので
(ぬ)専用のホールダウン金物が使える
高耐力用のアンカーボルトM16を
セットしなくてはなりません。
この
高耐力用のアンカーボルトM16の埋め込み長さが
360㎜以上なので
基礎高さが400㎜の場合は
ベタ基礎のスラブを打った後から
このアンカーボルトを設置出来ません。
必要埋め込み長さを把握せずに
立上り型枠を組んでからセットすれば
10㎜以上埋設長さ不足になり
そのまま施工すれば
強度不足の欠陥住宅になってしまいますので要注意!
今日の纏めとして
壁量計算(仕様基準)と許容応力度計算では
ホールダウン金物用アンカーボルトの設定が
少し違いますので
許容応力度計算で
ホールダウン金物を決めている場合は
アンカーボルトの
埋め込み長さに要注意ですよ!
という事で
今日のお話は
参考になりましたでしょうか?
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