Y&Y設計事務所
対象エリア:広島・岡山・山口

telお問い合わせ

〒730-0731 広島県広島市中区江波西1丁目6番35号
営業時間:8:30~18:30    定休日:不定休    MAIL:info@yandykensa.com

Low-Eガラスは日射遮蔽と日射取得に要注意!

Y&Y設計事務所

住宅診断で幸せな暮らしを応援します!

住宅を建てる又は購入する前に

是非、一読下さい!

 

今回は、<Low-Eガラスは日射遮蔽と日射取得に要注意!>についてお話をします。

今日のお話は

パッシブデザイン住宅に関連した

サッシ廻りのお話です。

 

パッシブデザイン住宅とは

簡単に言えば

太陽光や風などの

自然エネルギーを取り入れて

 

住宅の温熱環境を

整える手法が採用された住宅の事です。

 

少し詳しく言えば

下記5つのデザインを

設計に取り入れる事が条件になります。

 

①断熱

②日射遮蔽

③自然風利用

④昼光利用

⑤日射熱利用暖房

 

今回はサッシの

日射遮蔽と日射取得についての内容なので

 

②と⑤を実際の省エネ計算に関連した

お話になります。

 

このパッシブデザイン住宅に関連した

ブログとして6月19日のブログで

夏期の日射遮蔽対策はオーニング?シェード?

https://www.yandykensa.com/blog/28348

で太陽の日差しに対する対策を書いています。

 

これも②の日射遮蔽を考えた

対策の一つになります。

 

今日の内容は特に

サッシ本体のガラスについてお話をします。

 

今年の

省エネ義務化が施行されてから

 

仕様基準等を活用して

省エネ適判を省略する以外は

 

建物の省エネ基準適合判定の

申請が必要になりました。

 

いわゆる

建物の省エネ計算が必須になります。

 

でここで

問題を一つ提起します。

 

問題といっても

省エネ計算を実施される方にとっては

全然問題では無いのですが

 

実際に住宅に

住まわれる方にとっては

大きく光熱費が変わって来ます。

 

それは

サッシガラス自体の日射熱取得率です。

 

下記資料①は

引違いサッシの自己適合宣言書の1例です。

 

その中の赤のラインで囲っている

日射熱取得率の数値が

ブルー・ブロンズ・ニュートラルの3種類が有って

 

その中のブルーが

日射を一番よく遮蔽するガラスを意味しています。

 

【資料①】

 

 

この日射熱取得率の意味を

理解していない設計者や

営業マンが施主に説明しないで

 

メーカーが見積もりに記載している通りの

日射熱取得率のサッシで

工事を完成させてしまう事が有りますので

要注意ですよ!

 

簡単に説明すると

サッシガラスの日射熱取得率を

全てニュートラルにした場合

 

この住宅の場合は

日射熱が室内に入り易いガラスを

全て取付けている事になります。

 

これと反対なのが

全てブルーにした場合で

日射熱が室内に入りにくいガラスを

全て取付けています。

 

一番ベターなのは

南面のサッシだけをニュートラルにして

その他をブルーにする事です。

 

一般的に新築分譲住宅の場合は

敷地と周りの環境が

ハッキリと分からない場合が多いので

 

パッシブデザイン住宅の

考え方に反しますが

 

全部のサッシを

ブルーにする事が多いです。

 

何故ならば

室外の環境(日射)に

左右されにくいと言う考え方です。

 

日射の影響を少なくする事で

室内の温度管理を

エアコンで管理しやすいという考え方です。

 

注文住宅の場合は

敷地廻りの環境が

よく分かっていますので

 

南面のサッシだけを

ニュートラルにする場合は

 

シェード等を事前に検討して

設置する事を考えます。

 

何故南面のサッシを

ニュートラルにするのか?

 

それは

冬期の場合に

日射が室内に入り込む熱で

室内を暖めるという発想からです。

 

なので

夏期の場合は

午後以降の南西からの日射を避ける為に

シェードなどを利用するのです。

 

新築分譲住宅の場合は

シェードを事前に設置する事は

余分な工事費になってしまいますので

 

コスト削減の為に

全部のサッシを

ブルーにしてしまう一つの原因です!

 

 

今日の纏めとして

「パッシブデザイン住宅」

最初に打ち上げたのですが

 

ここで話したかった内容は

Low-Eのサッシガラスには大きく分けて

日射遮蔽ガラス日射取得ガラス

2種類のガラスが有りますので

使い方には要注意!と言うお話でした!

 

という事で

今日のお話は

参考になりましたでしょうか?

 

このブログ内容に聞きたい事が有れば

下記メール又は携帯電話へ連絡を下さいね!

メール:info@yandykensa.com

携帯電話:090-1183-5008

 

Y&Y設計事務所

「住宅診断」を実施して

沢山の不具合事象を見ていますので

 

これらの

不具合事象を少しでも減少させる為に

 

売主側

「建物状況調査報告書」に対しては

「セカンドオピニオン」は必須!

 

既存住宅の場合は

「住宅診断」は必須ですよ!

 

注文住宅の場合は

「新築各工程検査」

「住宅コンサルティング」

費用対効果の事も考えて依頼してみませんか?

 

依頼する事で

家族全員の幸せな暮らしを実現させませんか?

 

勿論

設計事務所として

住宅の設計相談もOKですよ!

 

毎日ブログを更新していますので

住宅の購入を考えている人は

他のブログも見て下さいね!

 

今回は、これで終わります。

※ご意見、ご感想がある場合はこちらからお願いします。

 

昨日のウォーキング&ジョギング

距離は9.7km  歩数は12,854歩

トータル680日目(休んだ77日間含む)

総距離6,043.7km

総歩数7,925,957歩